グリーン・デイ(Green Day)@さいたまスーパーアリーナ
公開日:
:
最終更新日:2025/02/09
Green Day グリーン・デイ, ビートルズ, ローリング・ストーンズ
結論から先に書くと、個人的生涯ベストライヴの中に入り損ねたライヴだった。
本編はほぼパーフェクト。前半は新譜『21st Century Breakdown』からの曲を固め撃ちで、ビリーは例によってステージを右に左にと走り回り、コール・アンド・レスポンスを仕掛けまくった。自らギターを弾くことは少なく、サポートのギタリストがかなり重要だった。中盤からかつての曲へとシフトし、ビリーはほとんどの曲でギターを弾いた。『2000 Lights Year Away』は、レアな部類に入るのかな。終盤の『Basket Case』『King For A Day』は圧巻。
客を頻繁に上げていた。歌わせたり、水鉄砲を打たせたり、ダイブさせたり、と、まさに参加型ライヴになった。極めつけは、『Longview』をまるまる歌わせたことで、あまりにも完璧に歌っていたので、仕込みじゃないかと勘ぐってしまったくらい。まるめたTシャツを客席に発射していたのも、サービス溢れるアイディアだった。
カヴァーも多かった。ビートルズ『Hey Jude』、ストーンズ『Satisfaction』、ベン・E・キング『Stand By Me』、リフだけだがブラック・サバス『Ironman』。ストーンズ『Paint It Black』のリフもちらっと弾いていた気がする。フー『My Generation』はまるまる演奏していた。
アンコールは『American Idiot』で始まり、続いて『Minority』。この後がビリー弾き語りとなり、『Good Riddance』で締めくくった。つまり、まさかの『Jesus Of Suburbia』落ち!この組曲こそ、グリーン・デイがパンクバンドから次のステージへとせり上がった象徴的な曲だと思っていたのに・・・。この曲が演奏されてさえいれば、ワタシ的には完璧なライヴだった。
参加された皆さん、お疲れさまでした。
関連記事
-
-
グリーン・デイ(Green Day)@Kアリーナ横浜
来日公演はサマソニ2012以来13年ぶり、単独となると2010年以来15年ぶりとのこと。アメ
-
-
おとぼけビ~バ~@Kアリーナ横浜
京都で結成された、日本人女性4人組バンド。個人的には、以前SXSW出演時の模様をBSで観たこ
-
-
グリーン・デイ(Green Day)『Bullet In A Bible(CD+DVD)』
グリーン・デイのライヴアルバム、『Bullet In A Bible』。初回盤にはDVDが同
-
-
グリーン・デイ(Green Day)、『21st Century Breakdown』を引っ提げて来日公演
グリーン・デイの来日公演が、今夜の大阪を皮切りにスタートする。ワタシは、23日のさいたま公演
-
-
グリーン・デイ(Green Day)『Awasome As F**k(CD+DVD)』
2011年3月にリリースされた、グリーン・デイの最新ライヴCD+DVDを観て聴いた。『21t