ヤー・ヤー・ヤーズ（Yeah Yeah Yeahs）、3年半ぶりの来日

予定していなかったのだが、急遽16日のヤー・ヤー・ヤーズのライヴに行くことにした。会場は、品川のステラボールだ。フジロック'06以来、約3年半ぶりの来日になる。

過去に1度だけライヴを観たことがあって、それは2004年のフジロックである。2日目レッドマーキーのトリ前にエントリーされていたが、そこでのインパクトたるや強烈なものだった。カレン・Ｏは赤地にラメが入ったド派手な衣装をまとい、ステージ狭しとばかりに走り回って熱唱。時期的には『Fever To Tell』の頃だったが、そのガレージパンク然とした音といいパフォーマンスといい、すっかり魅了されてしました。2006年のフジロックは、クーラ・シェイカーとかぶっていたため観られなかった。

以降このバンドからは遠ざかっていたのだが、週末のライヴに行くと決め、最近付け焼き刃的にセカンド以降の作品を聴いている。そして、「あれ？」という感触を持っている。『Show Your Bones』にてポップ路線に移行し、最新作『It's Britz』ではギタリストのニックがギターを手放しキーボードを弾いている。ファーストのガレージパンク風味は薄まってしまい、音楽性は大きく変貌している。となると、現在のライヴはどうなっているのだろうという疑問が沸き、それがまた楽しみにもなってきた。

カレンは、昨年映画「かいじゅうたちのいるところ」のサントラを手掛け、カレン・Ｏ＆ザ・キッズ名義でリリースしている。ザ・キッズとは、ヤー・ヤー・ヤーズやラカンターズのメンバー、そして文字通り子どもたちによって編成されているとのこと。そして偶然にも、この映画はこの週末から日本公開される。とすれば、ライヴでもいくつか曲が披露されるかもしれない。