バンダイプラモデル工場
フジテレビの『平成教育学院』のスピンオフ番組『平成教育学院放課後』というのがBSフジで放送されている。がしかし、もともとこの番組を知っていたわけではなく、ザッピングしているときに偶然見てしまったのだ。なぜなら、機動戦士ガンダムのプラモデルを制作しているバンダイの工場を取材していたからである。
番組のコーナーの中に、スピードワゴンの井戸田が1日工場長を務めるという企画があり、その訪問先がバンダイの工場だった。従業員はみなガンダムの連邦軍の制服を模した作業着を着ており、井戸田もシャアのコスプレをして臨んでいた。
番組では、プラモデル制作の工程をそれぞれ紹介。設計は今やパソコンで3Dモデルでしていたが、そうした中初代ガンダムを制作した年配の技術者の方が紹介。初代が発売されたのは30年近くも前のことで、そのときはもちろんパソコンではなく手書きの図面で設計~開発をしていた。そのときでも今でも、機械化や自動化がどれだけ進もうとも、リアリティにこだわった緻密な作業を行うのは、やはり人間による職人技だった。
バンダイの工場は一般人でも見学できるのだが、調べてみたらそれは月に1日で平日で、しかも応募者多数の場合は抽選となっている。気軽に見に行ける状況ではないのが残念だが(きっと競争率が高いのだろう)、いつかは行ってみたいなあ。
ガンダムのプラモデルは、ワタシも小学生の頃かなりハマっていた。少ない小遣いの中をやりくりしていろいろと集め、色塗りも当初はアニメ作品のカラーをそのまま踏襲していたのだが、そのうち自分オリジナルにしたり、先にシルバーを塗ってその上に本来のカラーを塗り、ヤスリをかけてはげたようにしたりと、凝り様はどんどんエスカレートしていった。恐らくは、今バンダイで働かれている方々も、少年期にそのような体験をされて、そして夢を実現されたのだと思う。
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