とことんルパン三世

今週、NHK-BS2でアニメ『ルパン三世』を4夜に渡って特集していた。

ルパン三世は、モンキーパンチによる漫画を原作とし、アニメは数種類のシリーズが制作されている。劇場公開作品もあり、テレビスペシャルは現在でも年イチのペースで放送されている。今回の特集では、ファーストシリーズの全話放送を軸とし、熱狂的ファンが集まったオープニング特集、BSアニメ夜話、そしてセカンド／サードシリーズから投票の多かった話を抜粋して放送するという形が取られていた。

オープニング特集では、熱狂的マニアの方によるルパングッズが披露されたり、各キャラクターの魅力を語り合ったりし、ファーストシリーズの主題歌を歌っていたチャーリー・コーセイがスタジオに登場して生歌を披露するという形で締めた。アニメ夜話では例によって制作の裏側や当時の時代背景やサブカルチャーとの関係、技術面の素晴らしさなどが語られた。ルパン誕生秘話という特集もあって、なかなかアニメ化をOKしなかったモンキーパンチに対し、制作会社がパイロットフィルムを作って見せてOKをもらったとか、ゴールデンタイムに放送して低視聴率に苦しんだとか、いくつものエピソードが明かされた。

さてワタシとルパンだが、ワタシはセカンドとサード、『マモー』『カリオストロの城』はほぼリアルタイムで観ていて、ファーストは再放送で観た。ここ数年の、テレビスペシャルは観ていない。大学生くらいまではセカンドが標準で、ファーストは渋すぎるように思っていた。しかし社会人になってからは見方が大きく変わり、セカンドが子供っぽく感じるようになり、ファーストの乾いた空気感やキャラクターの洒落たセリフなどに魅力を感じるようになってきた。よって、現在はファーストを最も気に入っている。