アーケイド・ファイア（Arcade Fire）、初の単独来日

今月はライヴで忙しい。9日にレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、そして11日にアーケイド・ファイアを観に行く予定である。両バンドとも、今夜は大阪で公演を行っている。

アーケイド・ファイアはカナダのバンドで、7～8人による大所帯編成である。カナダで大所帯というと、ブロークン・ソーシャル・シーンが思い起こされるが（BSS：コチラも3月来日予定）、BSSはピースフルなたたずまいで聴く者を温かくするような音楽であるのに対し、アーケイド・ファイアは前衛的というか、決して極端にラウドでもヘヴィーでもないが、攻めの姿勢を音の中に込めているように感じている。

来日は1度だけしていて、それは2005年のサマーソニックにおいてである。ワタシはライヴの前半だけを観ていて、その後別ステージのインターポールを観るために移動。しかし今思い起こせば、2003年も観ているインターポールはあのときは切って、アーケイド・ファイアにどっぷり浸かるべきだったと、後悔するようになった（インターポールは去年のサマソニでも観ている）。

その後悔の念を晴らすときが、いよいよ目前に迫った。彼らがライヴ巧者であることは既に実証済だが、今のバンドがどれだけの緊張感を放ち、観る側を引き込むことができるのかが、とても楽しみである。