レディオヘッド（Radiohead）、スタジオライヴをWebキャスト

日付が2007年12月31日から2008年1月1日に変わった瞬間、radiohead.tvにおいてレディオヘッドのスタジオライヴが放送された。これは英国の時間でのことで、日本時間にすると午前9時になる。ワタシも、朝起きて朝食を摂ってからパソコン前にスタンバイし、9時になるのを待った。

10分前くらいからテレビ局で深夜に流れるようなブルーの静止映像が出るようになり、そして9時を1分ほど過ぎたところで映像が始まった。スタジオは狭そうで、5人はそれぞれ自分が担当する機材に囲まれていた。5人それぞれにカメラが設置されていて、演奏中であっても目まぐるしくアングルが変わった。ジョニーとコリンのグリーンウッド兄弟については、彼らの表情を捉えることはほとんどないように見えた。

曲は、新譜『In Rainbows』からランダムに演奏していた。1曲毎に短いCMのような映像を挟んでいた。客のいない、スタジオという密閉された空間においてのライヴなのだが、それでも5人のプレイはエモーショナルであり、緊張感が漂っていて、それが観ている方にまで伝わってきた。映像が流れたのは、時間にすると約50分。ラストは、『Nude』のPVで締めくくられた。

恐らく世界中からアクセスがされたと思われ、映像や音がぶつぶつ切れるのではという心配もしたのだが、そういう不具合もなく良好な通信環境で楽しむことができた。音は思った以上にクリアで、聴いていてほとんど不満はなかった。またこの映像、current.comというサイトではオンデマンド放送されていて、何度でも繰り返して楽しむことができる。