知るを楽しむ 私のこだわり人物伝 チェ・ゲバラ
NHK教育テレビで放送されている「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」という番組があって、チェ・ゲバラを特集していた。
アルゼンチンに生まれ、医学生時代に南米を放浪。卒業後グアテマラに渡るが、時の政権が崩壊したことに失望してメキシコに行き、そこで亡命していたフィデル・カストロらと出会う。やがてカストロと共にキューバに渡り、当初は軍医として革命に参加。しかし、やがて自らも革命の指導者となり、キューバ革命の達成に貢献する。
その後政治家としてキューバ国家の確立に奔走するも、キューバはアメリカと対立する立場からソ連に接近。しかし、ゲバラはソ連をも大国主義とみなして批判的な立場を取り、結局キューバを離れ、新たに革命家としてコンゴに渡り、最後は南米ボリビアにて逮捕・処刑され、39年の短い生涯を終える。
番組では、作家の戸井十月がナビゲーターを務め、ゲバラの生涯を追っている。ゲバラがバイクで放浪の旅をしたように、この人も50歳を過ぎてもバイクで海外を旅行するという人で、カストロにも謁見したことがあるそうだ。そして、ナレーションは浅野忠信が務めていた。
ワタシはゲバラのことをほとんど知らず、今回この番組を観たことで初めてその人となりや生きざまを知った。では、なぜこの番組を観ようと思ったのかというと、それはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが敬愛する人物としてゲバラの名を挙げ、Tシャツやステッカーなどのグッズ、更にはステージセットのバックドロップにもにゲバラの肖像画を用いていたからである。また、医学生時代の放浪旅行の模様は『モーターサイクル・ダイアリーズ』という映画にもなっているそうなので、コチラも機会を見つけて観てみたいと思う。
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