YMOからHASへ 高橋幸宏+坂本龍一+細野晴臣 音楽の旅
ymo復活を明日に控えたタイミングで、今夜NHKでYMO/HASの特番が放送された。
YMO名義での活動は93年以来14年ぶりになるが、この間ヒューマン・オーディオ・スポンジ名義では何度か活動をしている。スペインのフェスであるソナー、その日本版であるソナーサウンド・トーキョー、そして5月に行われたチャリティーライヴだ。番組は、この5月の公演の映像を流しつつ、合間合間に過去の映像が流されるという構成になっていた。放送されたのは新曲やYMO時代の曲が中心で、歌詞や曲が書かれたときのエピソードが字幕で紹介された。『Cue』で、坂本龍一がドラムを叩いていたのにはびっくりした。
3人のインタビューもあって、インタビュアーは5月のライヴのときにコラボTシャツをデザインしたリリー・フランキー。しかしリリーは必要以上に3人に問い合わせることをせず、3人にフリーでしゃべらせていた。そのためか、3人からは本音がどんどん飛び出してきた。3人にしてみれば、YMOは割と軽いノリで始めたものらしく、ここまで巨大化してしまうとは思わなかったようだ。それがいつしかプレッシャーにもなってしまっていたようだ。
活動当時の映像、及び5月のライヴなどを観て思うのは、随所にクラフトワークの影響が伺えることだ。音楽のみならず、人民服も、横一線に並んでのパフォーマンスも、バックドロップに流される映像も。交流があったかどうかはともかく、実際3人はクラフトワークの音楽はかなり気に入っているらしく、来日公演があった際にも会場で目撃されている。そういえば、Flowers of Romanceを立ち上げる少し前にクラフトワークが来日したのだが、当時クラフトワークとYMOを扱った非常に優れたファンサイトがあって、ワタシはそこに出入りしていたことなんかも思い出した。
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