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とことん!石ノ森章太郎

公開日: : 最終更新日:2020/12/30 石ノ森章太郎

石ノ森章太郎生誕70周年BOX

BSで、なんと7夜連続でを特集していた。計30時間以上に渡り、数多くの作品が放送された。スケジュールは以下の通り。

第一夜 仮面ライダー誕生
第二夜 孤高のヒーロー
第三夜 愛すべきヒーロー&ヒロイン
第四夜 SF&ファンタジー
第五夜 大人たちに向けて
第六夜 未完の大作・サイボーグ009
第七夜 仮面ライダーシリーズよ 永遠に

第一夜は仮面ライダー1号、第二夜はキカイダーやロボット刑事といったヒーローもの、第三夜はロボコンや怪傑ズバット、第四夜は星の子チョビンや空飛ぶゆうれい船、第五夜はスカルマンや009-1などが放送された(実際にはもっと放送されているのだが、ココには書ききれないので割愛)。番組は生放送ということもあり、視聴者からFAXが続々と送られていた。映像だけでなく漫画も数多く紹介され、さいとうたかをと藤子不二雄Aの対談もあった。

石ノ森章太郎の漫画家としての歩みなども、紹介されていた。石ノ森は早熟の天才であり、高校生のときにプロデビューしてやがて上京しトキワ荘に・・・といったことは知ってはいた。石ノ森には3歳年上の姉がいて、石ノ森の一番の理解者であり、一番の読者だったそうだ。その姉が若くして病気で亡くなってしまい、そのことは石ノ森の心に重くのしかかった。これはさすがに知らなかった。石ノ森の作品には家族や兄弟がほぼ間違いなくテーマとして入ってきているが、姉のこともその要因のひとつだったのだろう。

第七夜は、歴代の仮面ライダーを時間の限り紹介。異形のヒーローアマゾンや、現在まで続く平成ライダーの原点クウガなどが興味深かった。そしてワタシにとって最も思い入れの深い作品、サイボーグ009を特集したのが第六夜だ。9人のキャラクターを同時に描いた手腕はもちろんのこと、改造人間としての悲しみを背負いながら戦い続ける姿は、他のヒーローものに派生していく原点だったと思う。

もう10年以上も前だが、新宿のルミネで石ノ森章太郎の絵画展が行われていて、ふらっと覗いたことがあった。そこで、30万の絵を売り付けられそうになったのを思い出した(もちろん買わなかったけど)。

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