フー・ファイターズ(Foo Fighters)『Skin And Bones』先行上映会
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最終更新日:2023/06/08
Foo Fighters ニルヴァーナ, フー・ファイターズ
フー・ファイターズの来日公演にリンクするかのように、アコースティックライヴを収録したライヴDVD『Skin And Bones』が12月6日に発売される。その先行上映がされることを知り、今日行ってきた。
場所は原宿にある、KDDIデザイニングスタジオ。名前の通り、KDDIやauのショウルームで、入ってすぐのところに40人くらいが入れるような小ホールがあり、大きなスクリーンで見させてもらった。この情報があまり知れ渡っていないのか、それともふつうの社会人が時間的に来られないからか、集まったのは20人程度だった。
公演は、今年9月のロスでのホール会場のもの。イントロ部は楽屋でデイヴ・グロールが『Razor』を弾き語りで歌う映像と、会場の概観や客が入場する様子などがシンクロ。そしてライヴがスタートし、まずはデイヴひとりだけで『Razor』を。途中で他のメンバーも加わってフル編成となり、この曲の終盤で早くもアコースティックとは思えないハードなパフォーマンスとなる。
演奏は、エレクトリックの原曲をデイヴが椅子に腰掛けてアコギを弾きながら歌うことにより、従来とは異なる曲のイメージを打ち出すことに成功している。編成はバンドの4人のほか、サポートが4人。バイオリンとバックヴォーカルの女性、ドラムや鉄琴などを担当する人、ピアノやアコーディオン担当の人、そして初期メンバーでありデイヴとはニルヴァーナ時代からの付き合いだったパット・スメアも。デイヴはMCも好調で、パットを紹介しつつ次の曲を捧げると言って歌ったのが、DVDのタイトルにもなっている『Skin And Bones』だった。
圧巻はアンコールだ。デイヴひとりだけで登場し、まず長いMCを。10代の頃スクリームというパンクバンドで活動していたことや、メルヴィンズを介してニルヴァーナに加入したことなどを切々と語る。デイヴ自身がこうしたエピソードをさらりと話せるようになったところに、時の流れを感じずにはいられない。そして、カートとクリスに捧げると言って歌われたのが『Friend Of A Friend』。続く『Best Of You』は、デイヴひとりだけのアコギとは思えぬほどエモーショナルで、ライヴのハイライトになったと思う。オーラスが『Everlong』で、ここで再びバンドが加わってフル編成となり、熱いライヴが締めくくられた。
ワタシは12月4日の武道館のほか、1日のアコースティックライヴにも行くことにしている。俄然、楽しみになってきた。
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