ウェットン/ダウンズ(Wetton/Downes)
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最終更新日:2023/10/14
John Wetton キング・クリムゾン, ジョン・ウェットン
個人的に約1ヶ月ぶりとなるライヴが、あさってのウェットン/ダウンズだ。
ウェットンは、ベース&ヴォーカルのジョン・ウェットン。キング・クリムゾンやUK、エイジアなどを経て、90年代以降は主にソロで活動している。一方ダウンズは、キーボード奏者のジェフリー・ダウンズ。バグルスを経てエイジアに参加し、その後メンバーチェンジを繰り返すエイジアを統制し続けてきた。そして今回のウェットン/ダウンズは、オリジナルメンバー期のエイジアの核であった2人によるユニットだ。
ワタシは90年にエイジアを、97年にジョン・ウェットンのソロライヴを観ている。90年は、ウェットンが復帰しその時点でのベスト盤をリリースしてというタイミングで、その通りベストとなる選曲でのライヴとなった。97年は、ジョンのソロ作やUK、エイジア時代の曲が織り交ぜられた構成だったが、狂喜したのはクリムゾンの『Starless』がフルで演奏されたことだった。この曲は前半がヴォーカルパート、中盤以降が延々とインプロヴィゼーションが繰り広げられるという、エリック・クラプトンの『Layla』やイーグルスの『Hotel California』にも似た展開を見せる曲だった。ヴォーカルパートが終わり、インプロの幕開けとなるウェットンのベースラインが響き渡ったときに、思わずどよめきが起こったのを、昨日のことのように覚えている。
話は戻って、ウェットン/ダウンズ名義で昨年から新作もリリースしている。新作を聴いてみたところでは、オリジナル期のエイジアに非常に近い感触がある。ライヴアルバムも聴いてみたのだが、新作からはもとよりエイジア時代の曲も演奏されていて、そしてこれらの曲のつなぎに違和感が全くない。個人的にはこれが好都合で、ライヴの方も楽しめるものと期待している。
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