サディスティック・ミカ・バンドPV撮影
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最終更新日:2020/11/15
サディスティック・ミカ・バンド 高橋幸宏
日本ロック界において「伝説の」と形容しても大げさではない、サディスティック・ミカ・バンド。少し前、木村カエラをヴォーカルに迎えてキリンのCMに出演していたが、今回正式に活動すると発表。更にPV撮影が行われることになり、エキストラ募集に運良く当選したので、今日行ってきた。
場所は六本木ヒルズアリーナで、名前の通り六本木ヒルズ構内にある。いちおう屋外なのだが、会場内には屋根があった。エキストラは1000人以上集まっていた様子。ワタシは整理番号が割と早い方だったので、ステージ向かってやや右ながら最前列をゲットできた。
撮影は午後1時からスタート。今後リリースされるシングル『私はBig Bang Bang』という曲が対象。この曲1曲のみ、計7回収録した。なぜ延々繰り返していたのかというと、1回毎に撮影するカメラの場所を移動していたのだ。そのたび一部エキストラも移動。すぐ隣がテレビ朝日のビルで、窓越しに撮影を覗いている人もちらほらいた。バンドは収録の都度登場し、終わるとステージを降りて休憩に入る、というのを繰り返した。
ワタシたちエキストラは、ただオーディエンスをやっていたのではなく、ひとつだけ役割を担っていた。入場時に風船を渡され、それを曲が間奏に差し掛かるときに頭上に差出し、そしてステージに向かって投げ込むというものだ。1回目、エキストラは風船を出すタイミングを間違うまいというプレッシャーに見舞われ、明らかに固かった。ほんとうなら、もっと盛り上げてバンドをノセてあげなくてはならなかったのに。スタッフもそれを察したのか、2回目以降はエキストラのテンションを高くするよう煽るのに必死だった。回を重ねるにつれてみな要領を掴んできて、場内はイイ雰囲気に。
PVなので、カエラの歌はもちろん口パク。バンドも演奏のアクションはするが、音は出ていない(たぶんPAの方でコントロールしている)。のだが、2回目の収録が終わったとき、高中正義が『タイムマシーンにお願い』を弾き始め、加藤和彦もそれに乗っかり、他のメンバーも加わって(高橋幸宏はあまり乗り気に見えなかったが/苦笑)、カエラが断片的にではあるが歌ってくれ、ラフなバージョンではあるが聴くことができた。大御所たちをバックにしても全く物怖じしないカエラに、頼もしさを感じた。なお、今回の再結成を映画としても撮影するらしく、井筒和幸監督も近くにいた。
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