来日事情
公開日:
:
最終更新日:2023/10/14
Bruce Springsteen U2, ソニック・ユース, トム・ペティ, ブルース・スプリングスティーン, プライマル・スクリーム, マドンナ, ロバート・プラント
洋楽アーティストが、プロモーションなり来日公演なり、あるいはクラブDJなりで日本に来てくれるのも、今や日常茶飯事だ(特に東京は)。近年はフェスバブルの傾向もあって、同じアーティストが年に2度3度と来てくれるのも、あまり珍しいことではない。プライマル・スクリーム、ケミカル・ブラザーズ、ザ・ミュージック、カサビアン、ソニック・ユース、ジョンスペといった辺りは、またかというくらいに来日してくれる。
その一方で、来ないアーティストはとことん来ない。例えばu2(早く振替日程の発表を!)。例えばブルース・スプリングスティーン。例えば、この日記でも何度か書いたことがあるトム・ペティ&ハートブレイカーズ。ロバート・プラントやデイヴ・ギルモアのソロでの来日というのも、あってもよさそうなのにない。
9月の公演が発表になったマドンナは、実に13年ぶりになる。彼らの活動が、止まっているわけではない。コンスタントに新作をリリースしているし、ワールドツアーも精力的に行っている。ただ、そのツアーの中に日本が含まれていないだけだ。
想像ではあるが、ツアーで訪れるところというのは、本人の意向うんぬんよりもマネージメントが考える戦略によって決められているのではないだろうか。その戦略の中に日本が入っていれば日本に来てくれるだろうが、そうでなければわざわざ極東の島国にまで来ることはないように思われる。日本が英語圏の国ではないというのも関係しているかもしれないし、また日本近辺のアジア諸国においしい市場があるのかというのも、関わってくるかもしれない。
関連記事
-
クラレンス・クレモンズさん(Clarence Clemons)死去
サックス奏者で、Eストリートバンドのメンバーとしてブルース・スプリングスティーンを支え続けて
-
ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)のドキュメンタリー『Letter To You』を観た
ブルース・スプリングスティーンは、2020年10月にアルバム『Letter To You』を
-
怒りの葡萄(1940年)
殺人容疑で服役中だったトム・ジョードは仮出所し、凶作に見舞われていたオクラホマを出て、仕事を
- PREV
- 2000年代のアーティストたち
- NEXT
- Nano-Mugen Fes.に初参戦