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来日事情

Bruce Springsteen『We Shall Overcome:The Seeger Sessions』

洋楽アーティストが、プロモーションなり来日公演なり、あるいはクラブDJなりで日本に来てくれるのも、今や日常茶飯事だ(特に東京は)。近年はフェスバブルの傾向もあって、同じアーティストが年に2度3度と来てくれるのも、あまり珍しいことではない。、ケミカル・ブラザーズ、ザ・ジック、カサビアン、、ジョンスペといった辺りは、またかというくらいに来日してくれる。

その一方で、来ないアーティストはとことん来ない。例えば(早く振替日程の発表を!)。例えば。例えば、この日記でも何度か書いたことがある&ハートブレイカーズ。やデイヴ・ギルモアのソロでの来日というのも、あってもよさそうなのにない。

9月の公演が発表になったは、実に13年ぶりになる。彼らの活動が、止まっているわけではない。コンスタントに新作をリリースしているし、ワールドツアーも精力的に行っている。ただ、そのツアーの中に日本が含まれていないだけだ。

想像ではあるが、ツアーで訪れるところというのは、本人の意向うんぬんよりもマネージメントが考える戦略によって決められているのではないだろうか。その戦略の中に日本が入っていれば日本に来てくれるだろうが、そうでなければわざわざ極東の島国にまで来ることはないように思われる。日本が英語圏の国ではないというのも関係しているかもしれないし、また日本近辺のアジア諸国においしい市場があるのかというのも、関わってくるかもしれない。

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