ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)『A Bigger Bang』
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最終更新日:2024/09/15
トピック ローリング・ストーンズ
新譜『A Bigger Bang』は昨年9月にリリースされているが、ワタシが入手したのはつい先月のことだ。発売後すぐ買わなかったのは、限定盤ではなかったことと、来日が決まれば記念盤のような形で再リリースされるのではという予測があったからだ。
結局来日記念盤こそなかったが、ボーナスDVDがついた限定盤というのが、US盤は11月に、日本盤は1月にリリースされた。DVDの内容だが、アルバムの制作ドキュメンタリーと、PVやTV用のパフォーマンスなどとなっている(ドキュメンタリーは、US盤でも日本語字幕に対応している)。更に注目は、このDVDにしか収録されていない曲が2曲あることで、マニアはこれだけで買いだ。
さてアルバム本盤の方だが、よく作られているなというのが正直な感想だ。というのは、黄金期のストーンズの匂いをちらつかせつつ、だけどそれが古臭くはなく、むしろ新鮮に感じられる。音や雰囲気は、巷では『Exile On Main St.』のような~という言われ方をしているが、個人的にはやはり同じような言われ方をしていた、94年リリースの『Voodoo Lounge』に酷似していると思う。
レコーディングにはあまりゲストを動員せず、基本はメンバー4人とベースのダリル・ジョーンズによる、シンプルな編成での演奏が多い。そして特筆すべきは、ほとんどの曲でミックがギターを弾いていることだ。ステージでのミックはヴォーカルは元より巨大ステージを右に左にと精力的に動き回るパフォーマーのイメージが強いが、今回のツアーで新譜からの曲を演奏するとき、果たしてどれだけギターを弾くだろうか。
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