ザ・プロディジー(The Prodigy)、4年ぶりの単独来日
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最終更新日:2024/01/26
The Prodigy エルヴィス・コステロ, フジロック, プロディジー
エルヴィス・コステロの来日は延期になったが、個人的に2月はライヴ月間だ(3月4月もそんな予感だが)。で、次のライヴは今週末のプロディジー。来日公演自体は、今夜からスタートしている。
個人的には、プロディジー=フェスというイメージがある。実際来日の多くはフェスにエントリーされてのもので、98年のフジロック、2002年のフジロック、2004年のエレクトラグライド、といった具合だ。これらにも増して印象が強いのは、幻に終わってしまった97年フジロックの2日目だ。台風直撃の中をなんとか初日はやり切ったのだが、会場の足場は泥だらけになり、交通は麻痺し、惨憺たる状態になってしまって、止む無く中止になった。このときはウィーザー、ベック、グリーン・デイという豪華メンツを従えての堂々のトリを務めることになっていて、しかも『The Fat Of The Land』リリース直後という、タイミングとしても絶好だった。初日のレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの圧倒的なパフォーマンスで、日本のロックコンサート史に新たな1ページが刻まれたと思っているが、これに2日目のプロディジーのライヴがもしできていれば、ダメ押しになっていたに違いない。
単独での来日となると、2002年の2月以来になる。このときバンドは過度期にあって、『The Fat Of The Land』からの曲で熱狂させることはできれど、新曲はどうにも歯切れが悪くて今ひとつだった。実際バンド側も感触を掴みかねていたようで、この時期に作られた曲は結局封印され、仕切り直しで新たに作られたのが、2004年リリースの『Always Outnumbered,Never Outgunned』というわけだ。
今回のポイントは、なんといっても会場だ。これまでの来日公演は、フェスにせよ単独にせよ、大きな会場が多かったのだが、今回はライヴハウスで行われる。東京はスタジオ・コーストで、収容は約2000~3000人といったところだろうか。巨大会場に滅法強いプロディジーが、密閉された空間の中でどれだけの凄まじいパフォーマンスをしてくれるか、楽しみだ。
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