東京事変、プロモーション攻勢

1月25日に、東京事変のニューアルバム『大人（アダルト）』がリリースされた。これにリンクした、プロモーション攻勢が凄まじい。

テレビの場合、今夜のフジテレビ「僕らの音楽」では中村勘三郎と対談し、翌28日夜のJapan Countdownにも登場。31日はWOWOWのMUSIC@で特集、となっている。CS放送まで含めると、これ以上に露出していることになるはずだ。ラジオや雑誌においても同様の勢いで、そしてネット上での特集の組まれようも尋常ではない。

こうしたメディアを利用したプロモーション攻勢は、実際は多くのアーティストが当たり前のように行っていることだ。なのだが、東京事変についてはそのやり方が実に戦略的で、かつ効率的になっていると感じている。これは椎名林檎ソロ時代からそうで、彼女の独特のクセのある音楽性が、いつのまにかメディアに馴染み、そして商業的にも好結果をはじき出している。

自らのスタンスを歪ませることなく世の中に浸透して行っているというのは、アーティストにとってとても幸福なことではないだろうか。残る問題点は、ライヴのチケットが入手困難なことだろうか。