BSアニメ夜話 まるごと!機動戦士ガンダム
今夜BS2で、ガンダムのファーストの劇場版3部作を放送している。各作品放送の合間には、監督のインタビューや視聴者から送られてきたメールやFAXの紹介、芸能人によるプレゼンなどもあって、総放送時間はなんと9時間半にも渡るという、なんだかとんでもないことになっている。
ワタシも小中学生の頃はテレビや映画のガンダムにどっぷり浸かっていたし、プラモデルも作った。現在はガンダムのフィギュアを集めるとかガンダム関連のゲームをするとか、そういったことはしてはいないが(その辺りの情熱は音楽につぎ込んでいることになる・・・かな)、最初の3部作については今でも延々と語れてしまう。
最初のテレビ放送から26年。今なおここまで支持され語られるのは、作品が素晴らしいからということに尽きる。近未来、宇宙という舞台においての戦争ものという背景だが、細部にまで徹底的な設定をしていて、それだけで従来のアニメやSFものとは一線を画している。そして、こうした背景がしっかりしているからこそ、登場人物の人間関係やその内面を克明に描くことができたのだ。このことは放送当時から感じていたし、26年経った今でも色褪せることなく、むしろ新鮮なものとして受け取ることができる(逆に言えば、ガンダム以降のアニメ作品が、とてもじゃないがそのレベルにまで到達できていないことにもなる。宮崎駿がかろうじて孤軍奮闘している状態だろうか)。
芸能人のプレゼンの中で、名シーンを選ぶというのがあった。ではワタシが選ぶ名シーンは、たくさんありすぎてひとつ選ぶのは大変なのだが、敢えて選ぶならばラスト近くだろうか。ホワイトベースが沈み、生き残ったクルーはランチに避難してアムロを待つ。そのアムロを導いたのは共に戦った戦士たちではなく、その戦いを見続けていたカツ、レツ、キッカの3人で、子供たちにニュータイプの素養があることが明確になった場面だ。
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