『エグジット・ミュージック―レディオヘッド・ストーリー』を読んだ
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最終更新日:2024/09/23
トピック デヴィッド・シルヴィアン, トーキング・ヘッズ, レディオヘッド
レディオヘッドのバイオグラフィー本を読んだ。厚くて重くて、そしてCDが1枚買える値段もしたのだが、前々から気になっていた本だったし、いつかは手にとって読みたいとずっと思ってきた一冊だ。著者はアメリカ人ロックジャーナリストで、もちろんレディオヘッドへの取材も何度か行っている。
話はメンバー5人の生い立ちから始まり、デビューを果たし、バンドが巨大化していくさままでを描いている。興味深いエピソードも、いくつも盛り込まれている。
もともとのバンド名は「On A Friday」だったこと。バンド名を変更するに当たり、トーキング・ヘッズの曲名から引用したこと。トムはデヴィッド・シルヴィアンにあこがれて髪を金髪にしたこと。最初に彼らを受け入れた国がイスラエルだったこと。シングル『Creep』のおかげでアメリカでも成功したこと。『Creep』路線のシングルを出せというレコード会社との軋轢。初来日時にフィルのファンクラブができたこと(今はどうなっているんだ?)。『Kid A』制作時におけるトムとエドとの対立。エドは従来のギターロックの路線に戻るべきだと主張し、一方のトムはよりテクノロジーを追及すべきだと主張したそうだ。
ワタシにとっても、レディオヘッドは最重要バンドのひとつだ。興味を持つきっかけになった曲は『My Iron Lung』、初めてライヴを観たのは『OK Computer』のときで、『Kid A』以降からハマりにハマっている。
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