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グリーン・デイ(Green Day)、『American Idiot』を引っ提げて来日公演

Green Day『American Idiot』

R.E.M.のライヴの興奮醒めあらぬ中、の日本公演が今夜からスタート。なんと4日連続という強行日程を敢行していて、ワタシは19日の幕張公演に足を運ぶ予定だ。

ワタシは過去に2度、彼らのライヴを観ている。最初は98年3月だったが、これにはある因縁があった。というのは、前年7月の第1回フェスティバルの2日目に、バンドはエントリーされていたのだ。それが当日は台風が直撃し、初日はなんとか行ったものの、2日目は中止に。ワタシは「失われた」2日目を取り戻すかのように、この日にエントリーされていたバンドの再来日公演に足を運んだ。シー・ホーセズ、、そしてグリーン・デイだ。また日程的にはの来日とダブっていて、ワタシはストーンズを観に行く合間をぬって、彼らのライヴを初めて体験した。

2度目は2000年の8月で、これは第1回のサマーソニックのヘッドライナーとして出演したときのこと。このときの東京は富士急ハイランドで行われ、アウトドアステージもインドアステージもフェスを行うにはあまりにも劣悪な環境で、かつ主催者の仕切りもクソで(これはこんにちに至るまで改善されていない)、非常に不愉快なフェス参加となってしまった。ワタシは当初インドアのティーンエイジ・ファンクラブの方を観るつもりでいたのだが、インドアステージが狭く、暑く、非常に厳しい環境であったために断念し、代わりに彼らのライヴを観たのだった。

グリーン・デイのライヴは、基本的なフォーマットが変わることはなく、見方によってはワンパターン化しているようにも感じられる(それがファンにとっては心地いいのかもしれないが)。とにかく客をノせて雰囲気を盛り上げるのがとても上手く、客をステージに上げてギターを弾かせるなど、信じられないことも定番芸になっている。音楽的にもパンクを基調としつつ順調に成長を遂げ、今や全米を代表するバンドのひとつにまでのし上がった。そして今回だが、最新作『American Idiot』は、彼らにとって初と言っていいコンセプチュアルな作品となった。となればライヴの方もこれまでとは微妙に変わったものになるのではないかと、期待している。

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