エリック・クラプトン(Eric Clapton)『461 Ocean Boulevard (Deluxe Edition) 』
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最終更新日:2023/04/09
Eric Clapton エリック・クラプトン, ロンドン
エリック・クラプトンが1974年にリリースした、『461 Ocean Boulevard』。キャリアを通しても、代表作のひとつとして挙げられることの多い、名作である。今回、このデラックスエディションが発売された。
内容は2枚組で、ディスク1は通常盤のリマスター、及び5曲のアウトテイクが収録。大半は実はカヴァー曲なのだが、後追いで聴いている身としては、これがクラプトンのオリジナルのように聴こえてしまう。それだけここでのクラプトンは楽にプレイしているし、かつ勢いがみなぎっている。5曲のアウトテイクは、4枚組ボックス『Crossroads』他に収録されている、既発の音源だった。
ディスク2は74年12月のロンドンはハマースミスオデオンでのライヴで、11曲中8曲が未発表である。この年クラプトンはドラッグから脱して今作を手がけ、またツアーを精力的にこなした。同年10月には初来日もしていて、74年を締めくくる、充実したライヴに触れることができる。このディスクだけ単品売りしたとしても、立派に商品として成り立つ精度の高さだ。
発売から2週間近くが経つが、この日記を書いている現在でも、発売元であるユニヴァーサル・ミュージックのウェブサイトには、このデラックスエディションに関する情報は掲載されていない。紹介する価値がないとみなされているのなら悲しいし、ミスで落ちていたり更新が間に合っていなかったりしているのだとしたら、法人サイトとしてのレベルを疑いたくなる。
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