Cocco『南の島の恋の歌』原画展
先日、2冊目の絵本『南の島の恋の歌』を出版したばかりのcocco。その原画展がまずは沖縄で開催され、そして1日からは渋谷パルコのロゴスギャラリーで開催されていて、観に行って来た。初日には長蛇の列ができていたとのことだが、3日ともなるとさすがに閑散としていて、ゆったりと臨むことができた。もともと、この絵本を買うと新曲CDの応募券が同封されていて、申し込むと後日CDが入手できるのだが、ギャラリーでは部数限定ながら絵本がCD付で発売されたのだ。初日に人が殺到したのも恐らくはそのためと思われ、もちろん今日は売り切れていた。ま、絵本は絵本として買って、別途応募するか。
ギャラリーはこじんまりとしていて、原画が壁に飾られていた。クレヨンで書いたとのことだが、とてもそうとは思えないくらいに繊細で緻密だ。よく言われていることだが、1冊目『南の島の星の砂』は黒が基調になっていて、それが今回は黒は全く使われておらず、明るいイメージに仕上がっている。それは彼女自身の心境の変化にも受け取れ、絶望や悲嘆ではなく、希望を掴みかけているからではないだろうか。原画のほかにも折り紙によるデコレーションがあるのだが、恐らくはこれも彼女自身が手がけたものだろう。また、入り口にはノートがあって、訪れた人が名前と住所を記していくのだが、数冊あるノートの先頭には「Cocco 沖縄県」とあって、これも彼女の自筆と思われる。
昨日2日には、FM沖縄のイベントで4曲を歌ったとのことで、活動休止宣言から約3年半(うわあ、もうそんなになるのか)が経ったが、ぽつぽつと彼女からの「便り」が受け取れるようになり、嬉しく感じている。この原画展は、8日まで開催されています。
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