プリンス(Prince)、グラミー授賞式でパフォーマンス
アメリカン・ミュージック・アウォードやMTVビデオ・ミュージック・アウォードなど、いわゆる「賞」モノについて、今のワタシは特別な期待というものはない。なので、番組をまるまる録画しては早送りでざっと見て、気になったパフォーマンスだけをダビングして保存、という楽しみ方をしている。グラミーもその類で、ひどいときは録画したテープを見るのが、放送から1ヵ月後になってしまうこともある。
がしかし、今年のグラミーは真っ先に見た。なぜって、まさかまさかのプリンスのパフォーマンスで始まったからだ。パープルのスーツをまとい、例のシンボル型のギターを抱えて『Purple Rain』を歌うプリンス。途中からはビヨンセ(4部門授賞)とのデュエットになり、更に『Baby,I'm A Star』『Let's Go Crazy』といった曲へのメドレーへ。バックバンドはもちろんニューパワージェネレーションで、1年半近く前の日本公演の興奮が、まざまざとよみがえってきた。グラミーの映像を見るようになって、ワタシがここまで感動したのは、恐らく初めてではないだろうか。なお、プリンスが昨年リリースした『N.E.W.S.』も、ベストインストルメンタルなんたら部門にノミネートされていたのだそうだ。
他にもスティングやデイヴ・マシューズらによるビートルズトリビュート、フー・ファイターズとチック・コリアの共演、ベックの紹介を受けてのホワイト・ストライプスなど、気になるパフォーマンスが多かった。グラミー賞も、捨てたものではないな。
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