SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK

この10月から、日本テレビ系で深夜に「キャプテン・ハーロック」を放送するようになった（DVDパッケージ販売の方が先行していたようだ）。原作は、最近ダフト・パンクとのコラボレートでもよく露出している松本零士。漫画の原作もあり、以前アニメ化もされている。

ストーリーは、その原作をリメイクしたようなしないようなという感じで、少し微妙だ。最初の舞台が地球ではなく「はきだめの星」だったり、原作の敵だったマゾーンは今回は登場せず、ただキャラクターのセリフの中に「マゾーンとの戦いのときは・・・」というのがちらちらしていて、つまりマゾーンとの戦いが終わり、ハーロックが乗組員を船から降ろした後が、この物語のスタートのようだ。にしては、台場正のハーロックへのからみは、原作とほぼ同じになっている（物語が台場の視点から描かれるというのは、原作と同じ）。原作を知っていて観ていると、なんだか訳がわからない。

主人公のハーロックはクールで頑固で男臭く、矢吹丈やブラックジャックを彷彿とさせる。そして松本零士の頭の中では、ハーロックやクイーン・エメラルダス、銀河鉄道999はもともと同じ世界観の中にあったとのことで、映画の銀河鉄道999にも、ハーロックは登場している。ワタシも小学生から中学生の頃はこれらの作品にハマっていた時期があったのだが、その頃のことを少しだけ思い出しつつ、毎週ビデオに録画している。