第何期?
キング・クリムゾンはメンバーチェンジの激しいバンドで、デビューから74年の(最初の)解散までは、同じメンバーで続けてアルバムを制作したことがないというありさまだった。
このメンバー編成によって第x期という位置付けをするのだが、これも初期の頃は解釈の仕方にばらつきがある。ワタシの場合、ロバート・フリップと並んで、作詞やデザインなどのイメージ戦略やコンセプト作りに大きな役割を果たしていた、ピート・シンフィールドが在籍していた『Islands』までを、第一期という認識している。
どの時期のクリムゾンが好きかというのも、ファンによって意見の分かれるところになると思う。ワタシの場合は73年~75年までの頃が最も好きで、ジョン・ウェットンやビル・ブルッフォードなどが在籍し、インプロヴィゼーションに重きを置き、その後のヘヴィーメタルに直結するようなサウンドを生み出していた時期だ。94年以降の復活クリムゾンもこの時期のあり方を継承していて、来日公演で『Red』や『太陽と戦慄Pt.2』などをナマで観れたのは嬉しかった。
ジョン・ウェットンは、エイジア脱退以降はソロ活動のライヴでもクリムゾンの曲を演奏していて、そのラストが『Starless』だったりすることもあった。ウェットンが再びクリムゾンに返り咲いて、フリップと組んでこの曲を演ってくれるようなことが起こらないかな、なんて想像もしてみたりする。
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