いざNKホール
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最終更新日:2023/10/15
Manic Street Preachers マニックス
今日はマニックスのライヴなのだが、ワタシが最近聴いているのはオーディオスレイヴだったりパール・ジャムだったりして、実はマニックスはほとんど聴いていない。
さすがにこれではやばいと思い、午前中は録画しておいたビデオを観た。先日WOWOWで放送された「ザ・ビートファイル」という番組で、ヒストリーをPVで綴るというもの。よく考えてみると、ワタシはマニックスのPVをほとんど観たことがなく、そのほとんどを新鮮に感じることができた。『Motorcycle Emptiness』は、なんと東京で撮影。まだ精悍な顔つきだったジェームスが、今はもうない渋谷センター街のアーチの下を歩きながら歌っている。初期の曲では当然ながらリッチーの姿もあって、それが曲が進むに連れて画質はクリアになり、やがてリッチーの姿はなくなりPVに顔を見せるのは3人となる。こうしてみると、ほんとに数奇な運命を歩んできたバンドだったんだなあ、と改めて実感。
3時半過ぎに自宅を出て、クルマを飛ばす。会場であるベイNKホールは、舞浜は東京ディズニーリゾートの裏側にある。昨日から20周年の催しをやっているようなので、もしかしたら高速も混んでいるかなと思っていたのだが、渋滞は全くなく1時間程度で到着。駐車場の料金が値上げしていたのはショックだったが(前回行ったのは去年2月のプロディジーで、このときは1,500円だった。今回は2,000円。がーん)、場内にも比較的スムーズに入ることができ、グッズもあまり並ばずに買えた。
さて肝心のライヴだが、詳細は別途レポートを興すとして、兎にも角にも素晴らしかった。スタンド席こそ半分の客入りだったものの、アリーナの密集度はすごかった。オープニングアクトのくるりも見せ場を作ったが、真打ちのマニックスは尋常ではなかった。昨年秋にリリースしたグレイテストヒッツに伴うツアーで、代表曲目白押しだったのだが、これが懐メロではなく前のめりのエネルギーを発し、特に後半は1曲毎に緊張感が増す劇的な展開だった。このツアーが終わったらライヴアルバムを出して解散してしまうんじゃないかとか、そんなことまで頭をよぎった。ベイNKホールにはこれまで何度も足を運んでいるが、ライヴハウスでもなくホールでもなくアリーナでもない中途半端なキャパシティで、煮え切らないものを感じながら帰路につくことが多かったのだが、今回は違った。しかし、マニックスはすごいバンドになったものだ。
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