オアシスモード(2)
今日は午前中に昨夜のライヴレポートを書き、午後はラジオをつけた。J-Waveで、毎週日曜に4時間に渡って放送している『Tokyo Hot 100』という番組がある。クリス・ペプラーがパーソナリティーをしていて、洋邦のリクエスト曲をベスト100のランキング形式で紹介しているのだが、今日は昨日のTOKYO FMに続いてノエルが出演するのだ。しかもただ顔を出してインタビューに応じるだけでなく、アコースティックで3曲を演奏。更に、スタジオにはファン10名を招待して行うのだ。
番組は午後1時にスタートし、ノエル登場は2時過ぎだった。番組中の生ライヴというのは、J-Wave開局以来初とのこと。そしてノエル自身にとっても、ラジオの生放送中にライヴをするのは初めてのことだそうだ。まずはクリスがノエルに少しインタビュー。昨日のTOKYO FMと内容が少しかぶっていたが、新作用の曲が既に4曲書き上げているといった、貴重な話も聞けた。
そしていよいよライヴ。曲は『Wonderwall』『Whatever』『Don't Look Back In Anger』だった。『Wonderwall』は昨夜の公演とほぼ同じアレンジ。『Whatever』は、終盤で『All The Young Dudes/全ての若き野郎ども』のフレーズを挿入するという形をとった。これは70'sに活動していたバンド、モット・ザ・フープルの代表曲で、バンドをプロデュースしたデヴィッド・ボウイも自分のライヴで好んで歌う曲だ。そしてこのスタイルでの『Whatever』を、ワタシは過去に1度聴いている。それは、95年8月のオアシス2度目の来日公演のときで、個人的に初めてオアシスをナマで観たときだった。このときのノエルのヴォーカルは、お世辞にもうまいとはいえず、愕然としてしまったものだったが、今日はラジオ越しに聞き惚れた。『Don't Look Back In Anger』は、通常のライヴではアコースティックで演ることがほとんど考えられないため、非常に貴重だったと言える。
こうして約30分でノエルの出演は終了。ワタシも出かける支度をし、3時には自宅を出て会場へ向かった。昨夜の感動を、再び味わうために。
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