Sketch Show@ミュージック・カクテル
細野晴臣と高橋幸宏のユニット、スケッチ・ショウがアルバム『audio sponge』をリリースした。これは朝のテレビでも紹介されていて、しかも坂本龍一がキーボードで参加していることから、ymo再結成の前ぶれではと騒がれている。8月に行われたライヴにも、坂本龍一は飛び入りしたのだそうだ。
今夜のNHKの音楽番組「ミュージック・カクテル」は、アルバムリリースにリンクするように、スケッチ・ショウが出演した。番組は、演奏とトークが交互になるという構成になっていた。曲は4曲ほど演奏され、キーボード主体。そして、主に英語でのヴォーカルもあった。YMOのその後というか、大人向けの電子音楽というたたずまいに思えた。いずれもゆったりとした曲調で、単独ライヴはともかく、先日のWIREで若いオーディエンスは楽しめたのかなと、ちょっと疑問に思った。トークでは、これはユニットではなくバンドだと言い、アルバムも1枚では終わらず2枚目を作ると公言。坂本龍一の本格的な参加はあるかもしれないが、YMOを名乗ることはないと言っていた。
ワタシはYMOにはあまり明るくなく、『ライディーン』『テクノポリス』『君に胸キュン』といった、超メジャーな曲辺りしか存じていない(YMOなら、ヨメさんの方がはるかに明るい)。それでもつくづく思うのは、YMOはクラフトワークと並ぶ電子音楽のゴッドファーザー的存在で、この2組が以後の音楽界に与えた影響の大きさは計り知れない。今回こうした形で彼らが始動したことを、とても頼もしく思っている。
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