頭脳警察トークイベント(1)
異様な暑さにバテ気味だったが、そんな中を渋谷まで行って来た。なんとあの頭脳警察が、初のトークイベントを行うのだそうだ。去る10日にオリジナルアルバム6枚が紙ジャケ仕様で再発となり、渋谷HMVで2枚以上購入すると、イベント参加の整理券がもらえるというもの。ワタシはこのためだけに10日は会社を休み、CDを買って整理券を入手していた。
3時半にHMV6階のイベントスペースに集合。係員の案内により、整理番号順に入場する。ワタシは番号が早かったので前の方の列に並び、時間が経つのを待った。後ろを振り返ってみると、結構な人の数が。100人くらいはいただろうか。70's以来リアルタイムで体験されているであろう年配の方が目立ち、若い女性の姿も結構見受けられた。ステージ向かって左には大きなスクリーンがあって、pantaや頭脳警察のライヴ映像が流されている。
そして午後4時。PANTAと石塚俊明が姿を見せた。2人ともラフな格好だ。音楽ライター広瀬陽一氏の進行のもと、早速イベント開始となる。PANTAはこのイベントについて、この年になって初めてづくしのことが多くて、と苦笑いしながら挨拶。今年は、ファーストとセカンドが発売されてから(といってもファーストは発売できず、セカンドも1ヶ月で発禁となったのだが)30年。石塚はこの30年を「あっという間だった」とさらりと言い、PANTAが石塚に「老けたね」と言うと、負けじと石塚は「太ったね」と返す(笑)。そして当時の話となり、頭脳警察は言われるほど過激ではなかったし、政治寄りでもなかったときっぱり。例えばパンクもそうだったように、過激に思えるのはその当時の時代を生きていないと体感しづらいのかな。この後ファーストから、『銃をとれ』をかけた。
10日はPANTA久々のソロ『波紋の上の球体』も同時にリリースされていて、話はコチラにも及んだ。ここからは、『リサイクル・デー』を流す。アコースティックライヴ『NAKED』『NAKED2』に続く、3部作の3作目的な位置づけだと語る。幻想的で美しいジャケットは、PANTA本人も気に入っているとのことだ。美しいといえば、石塚がやっているシノラマの方にも話は及び、チラシ/ポスターはよくできているとPANTAは石塚を茶化していた。今やPANTAの片腕的存在であるロケット・マツは、元々はシノラマのキーボード奏者だったのだそうだ。
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