『頭脳警察LIVE!』を中古で入手
5月から7月にかけては、フジロックに出演するアーティストのうち、自分が気にしているアーティストのページをいくつか作るつもりでいる。これは去年もやっていることで、マニックス、ニール・ヤング、パティ・スミス、ジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダー、ブライアン・イーノのページがそれだ。今年は2年ぶりにサマーソニックにも参加することにしたので、去年にも増して、ページができあがる楽しさとエネルギーを費やす苦しみとの間で作ることになる。
これらのページを作るためには、その元となるCDが必要だ。キャリアが浅かったり、リリース作品が少なかったりするアーティストばかりであれば苦労はしないのだが、現実はなかなかそうもいかない。そして現時点で自分で所有していないCDも少なくなく、これを機に買い求めることになる。昨日もそれで奔走し、今日はお客さん立ち寄りの流れ解散となったので、渋谷の中古CDショップに行くことにした。
目当てのCDはいくつかあって、うち1枚を中古の値段でゲットできた。そして他にも何かないかなと思い少し探してみると、フジロック/サマーソニックとは関連はないのだが、ワタシにとってとても貴重なCDを発見することができた。そのアーティストは先月ページを作った頭脳警察で、唯一ワタシが入手できていなかった2枚組のライヴ盤だ。3,500円が定価なのだが、現在廃盤であるため7,650円の値がついていた。値段には少しむっとしたが、これを逃したらもう手に入らないかもしれないという思いがよぎり、一緒に購入した。
帰りの電車の中で、早速聴いてみる。この作品はリリースは90年だが、収録は75年のもの。つまりは70年代活動時の末期の音源が、90年の再結成時に発表されたという格好だ。ブートレッグなみのもこもこした音質だが、それでも熱気は充分すぎるほどに伝わってくる。未発表曲『ほうき星』や、後にpantaのソロファーストに収録される『明日天気になれ』など、資料的価値も見逃せない。73年の日比谷野音のライヴ音源が昨年復刻されたのだから、今作もこんな廃盤発掘という形でなく、正式盤として復刻すればいいのに。
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