そして2年ぶりの生エアロ(2)
昨夜2年ぶりにエアロのライヴを観た。足が棒になり、腰も痛くなって、昨夜は日記を書き上げるのが精一杯で早々に床についた。そして今日、いくつかのポイントを頭の中に思い浮かべながらレポートを書いた。
1. T字型花道とエアロカフェ
2. 最新作『Just Push Play』のライヴでの仕上がり
3. ジャムセッション風の演奏
4. バンドのルーツが見え隠れするセットリスト
T字型花道は全編に渡ってその威力を発揮。ステージ両脇のエアロカフェは、そこにいた人にとっては一生モノの体験になったに違いない。新作のライヴ映えは序盤で早くも立証され、ジャムセッション風のパフォーマンスは中盤の70’sナンバーの中で披露された。ワタシ個人として最も興味深かったのはこの日の選曲であり、レポートでもそのことを重点的に書いている。
1月中旬にサイト内にエアロの特集ページをupしたが、着手し始めたのは昨年の暮れ辺りから。ワタシがそれまで聴いていたのはデビューから70’sの黄金期までと、『Permanent Vacation』から現在まで。つまりは俗に言う”低迷期”の作品を全く聴いていなかった。正直言って、ページを作るにあたりこの時期の作品にまで手を出すかどうか迷いに迷った。どうせこの時期の曲はもうライヴでは演ることはないだろう…。結局、ライヴアルバムを含むこの時期の5枚のアルバムもなんとか入手して聴き込み、ページに加えてup。だけど確たる信念があって加えたわけではなく、映像作品をなかなか取り上げることができなかったので、せめてこちらの方だけでもという気持ちからだった。
なので、『Draw The Line』の合間に『Let The Music Do The Talking』が挿入されたのはまだしも(コチラはもしかしたらという予感はあった)、その少し前に『No Surprises』を演ったときには仰天してしまった。時の流れによって吹っ切れたのかもしれないし、あるいは単なる気まぐれだったのかもしれない。いずれにしても、もうライヴでは演らないだろうなんて、とんでもない薄っぺらな勘繰りだった。あの苦しかった時期を自分たちで否定してしまうのではなく、あの苦しかった時期をしのぎ切ったからこそ今の自分たちがあるんだと、力強く掲げているように思えた。
今夜も東京ドームで、来日最終となるライヴが行われたはずだ。観に行かれた方は、満たされて家路につかれただろうか。
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