ジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones)『The Thunderthief』
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最終更新日:2024/09/07
Led Zeppelin ジミー・ペイジ, レッド・ツェッペリン, ロバート・フリップ, ロバート・プラント
レッド・ツェッペリンのベ-シストだったジョン・ポール・ジョーンズ(以下JPJ)による、ソロセカンドアルバムである。
ツェッペリン解散は80年だったが、JPJが初のソロアルバム『Zooma』をリリースしたのは98年。翌99年には来日公演も果たしていて、今回のセカンドは2年後にリリース。つまり、この時期JPJはかなり意欲的にソロ活動をしていたことになる。リリースはロバート・フリップのレーベルであるディシプリン・グローバル・モービルからで、その縁もあるのか冒頭の『Leafy Meadows』にはフリップがギターで参加している。来日に帯同していたカジャグーグーのニック・ベッグスも、スティックで参加している。
『Zooma』は全曲インストだったが、今回は約半分がヴォーカル入りだ。JPJは自分では歌わない人なので、きっと誰かゲストヴォーカリストを起用したのだろうと思いながら聴いていたのだが、ブックレットを見るとなんと本人自らが歌っているとのことで、それにまずびっくり。そしてヴォーカル入りの曲はメタルっぽかったりブルースがかっていたりと、曲毎に色が異なりバラエティに富んでいる。
対してインストの方はベースをブイブイ言わせながらどことなくプログレがかっていて、これは『Zooma』の流れを継承しているように思える。『Shibuya Bop』というインストナンバーもある。
ジミー・ペイジやロバート・プラントと異なり、JPJは「ツェッペリンを求められなくて済む」立ち位置にいると思う。それが自由な作風を生み、聴く側としても変に力が入らず楽しめる。
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