America: A Tribute To Heroes
公開日:
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最終更新日:2023/10/12
Neil Young U2, ジョン・レノン, トム・ペティ, ニール・ヤング, ブルース・スプリングスティーン, ロンドン
アメリカ同時多発テロ事件の、チャリティー番組が放送された。被災者や被災地を復興させるための募金を募るもので、アメリカ4大ネットワークが同時中継し、日本ではフジテレビとNHK-BS1でオンエアされた。
番組は、ニューヨークとロスアンゼルス、そしてロンドンの計3箇所からそれぞれアーティストが歌い、合間には俳優や女優などの著名人がコメントをした。ブルース・スプリングスティーンに始まり、トム・ペティ、u2、リンプ・ビズキットなどのロック勢から、ビッグヒットを記録しているアーティストまでと、多彩な顔ぶれになった。
見ていてワタシがもっとも心に残ったのは、ニール・ヤング。曲はジョン・レノンの『Imagine』で、ピアノ弾き語りで切々と歌い上げていた。実は『Imagine』はアメリカの各放送局がオンエアを自粛している曲のひとつなのだが、こうした姿勢に対する痛烈な批判のようにも思えた。ニールは、後半のエディ・ヴェダーのときにもう一度出演。90年代最高の師弟関係は、今も続いているのだとわかって嬉しかった。
スタジオには多くのキャンドルが飾られ、各アーティストの演奏はアコースティックかもしくはピアノ弾き語りという、静かな仕上がりがほとんどだった。このイベントの姿勢が、テロによって亡くなった方に対する鎮魂であることがわかった。番組のタイトルからして「英雄」というのはちょっと誇張しすぎかなと見る前には思ったけど、80年代に乱発しまくったエイドイベントのような胡散臭さは薄かったと思っている。
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