SLAM DUNK（スラムダンク）

年末年始や学校が夏休みの時期になると、期間限定で人気アニメが再放送されることが多い。今回、テレビ朝日では午前中に『SLAM DUNK（スラムダンク）』を放送していた。同局で数年前にオンエアされていたアニメであり、原作はかつて少年ジャンプに連載していた人気漫画だ。

桜木花道は高校に入学。同級生の赤木ハル子に一目惚れして誘われるままにバスケット部に入部。バスケット未経験ながら恵まれた体格と運動神経、プラス自意識過剰で負けず嫌いなハートで練習に打ち込み、みるみる上達を遂げていく。

観ている方をぐいぐいと引き込んでいくこの作品が持つ魅力は、もちろん桜木の痛快で型破りなキャラクターだが、主将の赤木や同じ1年生で無愛想ながらバスケットセンス抜群の流川らのチームメイト、更には陵南の仙道らライバルの描写がしっかりしていることもその大きな要因だと思っている。

バスケットへの情熱や勝負にこだわり最後まであきらめないそのスピリットは感動的だし、そのための地道な練習も不思議と湿っぽくなっていない。この作品に触れることでバスケットを始めようと思った学生も少なくないはずだ。

今回の再放送では陵南高校との練習試合までで打ち切られているが、機会があったら続きをまた再放送してほしいと思っている。そして、これはかなわぬ希望なのかもしれないが、インターハイ2回戦までで終わってしまった原作の続編も、是非復活させてほしいと思っている。