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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(少しネタバレ)

公開日: : 名探偵コナン

名探偵コナン ハロウィンの花嫁

服役中だった、3年前の連続爆弾魔事件の犯人が脱獄。公安の安室と風見が追跡し追い詰めるが、男の首輪爆弾が爆発。爆風で転落しそうになった風見を支える安室の前にペストマスクを被った人物が現れ、安室は首輪爆弾をつけられてしまう。

コナンたちは警視庁前でロシア人の男とすれ違うが、その直後に男が持っていたタブレットが爆発。灰原が道路に吹っ飛ばされ、助けに入った毛利小五郎は車に轢かれてしまう。男の遺留品には3年前に殉職した松田刑事の名刺があり、コナンは当時松田と行動を共にしていた佐藤刑事と共に、松田が死の前日に警察学校の同期で殉職した萩原の墓参りをしていたことを突き止める。

『名探偵コナン』劇場版の、第25作目になる。まず、予告編や宣材写真では高木刑事と佐藤刑事が結婚するかのようにリードしているが、劇中で結婚式をおこなうのは元刑事の村中だ。脅迫状が届いたため、警視庁捜査一課が警備を申し出ていて、その訓練として冒頭に高木・佐藤が新郎新婦役を務めていた。

個人的にテレビシリーズは観ていないが、本作にはいろいろ伏線があり、それが劇場公開前に集中して放送されていて、それらを観てから臨んだ。安室と松田は、警察学校時代の同期。萩原、諸伏、伊達を加えた5人には、深い絆があった。安室と諸伏は公安、松田と萩原は爆発物処理班、伊達は捜査一課で高木の教育係だった。そして、諸伏と伊達も殉職している。

ペストマスクの人物は世界中で活動する爆弾魔プラーミャで、安室たちとの因縁も明らかになる。ロシアからプラーミャを追って日本に乗り込んできた民間組織もあり、警視庁前で爆死した男は、リーダーであるエレニカの兄だった。混沌とするが、プラーミャの正体に当たりがついてからの展開は、だいたい読めた。

今回のゲスト声優は、白石麻衣。ちょい役どころかエレニカ役で、日本語だけでなくロシア語の台詞もあり、かなり重要な役どころだった。

エンディングの映像は実写で、舞台となった渋谷の街並みは見慣れていることもあり、臨場感があった。クレジットを見ても公共機関や商業施設などが協力していて、コナンの人気の高さが伺えた。そして来年GW公開作品の予告もちらっとだけあり、今度は黒の組織絡みのようだ。

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