地球へ・・・(テレビ版)
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最終更新日:2020/07/24
地球へ・・・
2007年4月から9月までの半年に渡り、TBS系でアニメーション「地球へ・・・」が毎週土曜夕方に放送されていた。竹宮恵子原作で、1980年に劇場用映画として公開もされている。
遠い未来。地球は環境破壊が進んでしまい、生命存続と地球再生のため、全ての人間が殖民惑星に移住。そこでは人々の出生から死に至るまで、全てがコンピューターに管理されていた。しかし、偶発的に超能力を備えた新人類「ミュウ」が生まれるようになり、ミュウはやがて管理体制の目を逃れて独自に集団を成す。
ミュウは心身のいずれかに障害を持つ者がそれを補完するために特殊な能力を備えるケースがほとんどだが、ジョミー・マーキス・シンは健常者でありながらミュウの資質を持ち、ミュウのリーダーとなる。一方、天才にして行動力もあるキース・アニアンは、コンピューターの申し子として人類側の指導者となる。
ワタシは、(この時点で)原作は読んでいないが、映画版は観ていた。時間の都合もあってか、どうやら映画版は原作とは異なる設定が随所にあるらしい。では今回のテレビ版が原作に忠実かと言えば、それも違うようだ。テレビ版は序盤でジョミー側が描かれた後にキース側が描かれ、そしてまたジョミー側に戻っている。
SFマンガやアニメはこれまでにも数多くあったが、その中でも異色にして、先んじた舞台設定や時代背景、そしてストーリー展開にはかなり目を見張るものがあった。手塚治虫や松本零士のSFで育った身としては切り口が異色だが、その分新鮮でもあり、楽しく観させてもらった。
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