ポンペイ(2014年)
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最終更新日:2021/03/29
ポール・W・S・アンダーソン
紀元後79年。ローマ帝国に一族を皆殺しにされたケルト騎馬民族のマイロは、奴隷の身となりポンペイに送られ、剣闘士(グラディエーター)として戦わされていた。マイロはポンペイ商人の娘カッシアと知り合うが、彼女はローマ元老院議員コルヴィスと無理やり結婚させられそうになる。
そんな中ヴェスヴィオ火山が噴火し、溶岩流が噴き出し地震で地割れが発生し、大津波で脱出船も港も流されてしまう。マイロは、コルヴィスによって閉じ込められたカッシアを救うべく奔走する。
後に遺跡として発掘されるポンペイ市の壊滅を下地にした、パニックスペクタクル映画とでも言えばいいだろうか。まるでミサイルのような溶岩流は、スクリーンを飛び出さんばかりの迫力だ。ワタシは劇場で2Dで観たが、3D版では地割れや津波のリアルさはより増すものと思われる。
カッシアとマイロは身分の差を越えた恋愛関係に「いちおう」なるが、カッシアは明らかに好意を寄せるものの、マイロの方は自分の親をはじめ一族を滅ぼしたコルヴィスに対する怒りと復讐の感情が入り交じり、更には生きるか死ぬかという極限状態の中なので、自分を何度か救ってくれたその恩返しでカッシアを助けているようにも思える。
キャストは、ワタシが見てわかったのはコルヴィスのキーファー・サザーランド、カッシアの母のキャリー・アン・モスくらい。カッシアを演じた人は「エンジェル・ウォーズ」に主演していたエミリー・ブラウニング、マイロはキット・ハリントンという人で、この時点ではハリウッド俳優としてのキャリアがほとんどない、言わばニューカマーだ。腹筋の割れ方がすごかった。
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