ウエストミンスター寺院(2019年4月30日)
公開日:
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ロンドン2019年4月-5月
4年半前の旅行では、前を通って入場待ちの列の長さを見て断念し、外観を眺めるに留まったウエストミンスター寺院。今回は、腹をくくって入ることにした。
50分ほど並び、ようやく入場。音声ガイドを渡され、ポイントで聞きながら展示物を見る。近年のイメージだと、ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式が行われたところだが、寺院としては英国の歴代の国王や女王、そして著名人などを埋葬しているところだった。
少し前に、映画「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」を観ていて、エリザベス一世とメアリー・スチュアートが通路を隔てて対になるように埋葬されていたのは、粋だなと思った。アカデミー賞にもノミネートされた「女王陛下のお気に入り」の主人公として描かれた、アン女王も埋葬されていた。壁という壁には彫刻や絵画などが並び、床にも多くの人の名前と生没年が刻印されていた。
最後は詩人のコーナーになっていて、ここでも知った名前をいくつか見た。ウィリアム・シェークスピア、アルチュール・ランボー、映画「メアリーの総て」で観たバイロンとシェリー。「嵐が丘」のエミリー・ブロンテ、「ジェーン・エア」のシャーロット・ブロンテ、そしてアン・ブロンテの3姉妹の石碑もあった。
2018年にオープンした、別料金で入ることのできる2階のギャラリーにも行ってみた。王室の豪華な衣装や書物、手紙などが展示され、歴史の重みを感じた。中央は吹き抜けになっていて、先程ぐるっと回って見えなかったところや立ち入ることができなかったところも、上から見ることができた。
寺院内は撮影禁止だが、詩人のコーナーの最後で音声ガイドを返却した後、順路は中庭へと通じていて、こちらは撮影可能になっていた。こういう構造になっていたとは、正直知らなかった。
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