スタンリー・キューブリック展@デザインミュージアム(2019年4月28日)
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最終更新日:2024/05/25
ロンドン2019年4月-5月 スタンリー・キューブリック, ロンドン
映画監督スタンリー・キューブリックの展示が、ワタシがロンドンに到着する1日前から開催されることをたまたま知り、行くことを決めていた。会場のデザインミュージアムは、常設展示は無料だが、特別展であるこの展示は有料だった。
ミュージアムに着くが、入場列が外にまで溢れていて焦った。そしてコレは、まさにキューブリック展のブースから伸びている列だった。更には、係員が本日分のチケットが完売していることを伝え、これで離脱する人もいた。ワタシは事前にチケットを取っていて、50分ほど並んだ末に入場することができた。
序盤は、キューブリックが使っていたカチンコやノート、撮影用カメラ、ポスター、絵コンテ、脚本(『2001年宇宙の旅』『フルメタル・ジャケット』など)などが展示。ぶっちゃけ、混雑していたのはこのブースだけだった。
そして、代表的な作品毎のブースになる。作品は『スパルタカス』『フルメタル・ジャケット』『ロリータ』と続き、そして『時計じかけのオレンジ』へ。アレックスの白ツナギの衣装、ぺニスのオブジェなどが展示されていた。
展示の後半は『博士の異常な愛情』『アイズ・ワイド・シャット』『シャイニング』『バリー・リンドン』となっていた。『博士』では会議室の模型が、『アイズ』では仮装パーティーの衣装や仮面が、『バリー・リンドン』では衣装が、『シャイニング』では女の子姉妹の衣装や巨大迷路の模型などがあった。
そして最後は、『2001年宇宙の旅』。序盤の猿の着ぐるみ、宇宙船ディスカバリー号の模型、乗組員が着用していたオレンジの宇宙服、科学者の部屋の再現、HAL9000の象徴と言っていいレンズなどが展示。観ていて胸が騒ぎ、心が踊った。
グッズ売り場も覗いたが、品種が今ひとつ。ノートや鉛筆などの文房具、マグカップ、靴下、ポストカードなどがあったが、決め手に欠ける。図録だけで数種類あったが、全て英語なのは致し方ないとして、どれもこれも分厚すぎて持って帰るにはかなりかさばる。というわけで、結局『シャイニング』柄のトートバッグを購入した。ミュージアム1階には、『時計じかけのオレンジ』で使われたスーパーカーが展示されていた。1971年に作られたとは思えない、未来的なデザインだった。
滞在中、ホテルのテレビで連日キューブリック監督作品が放送されているのを見かけた。この展示にリンクさせてだったのだろうか。また、30日にネットしたとき、キューブリック展のチケットがこの時点で5月4日分まで完売していることを知った。キューブリック恐るべし。そして、観られたのはとてもラッキーだった。
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