デンジャラス・ラン(2012年)
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最終更新日:2023/10/18
デンゼル・ワシントン デンゼル・ワシントン, ライアン・レイノルズ
元CIAで世界数ヵ国から指名手配されているトビンが、南アフリカでMI-6の男と取引しているところを組織に狙われ、自らアメリカ総領事館に投降。CIAの若者ウェスティンは、容疑者の尋問などに使用する密室を管理していたが、そこにトビンが連行されてくる。しかしここも組織に襲撃され、ウェスティンはトビンを連れて脱出しつつ、CIA本部に連絡をとる。
トビンはCIA内でも「伝説の男」として扱われ、裏切り者であるにも関わらず簡単に手出しできない存在になっている。対するウェスティンはまだ駆け出しで、2人が対峙するとトビンはことば巧みにウェスティンを揺さぶり、ウェスティンにはどうにも部が悪い。ただしウェスティンには優位点があって、南アに1年赴任しているという地の利だった。
トビンはなぜ組織に狙われたのか。ウェスティンが受け持っていた密室は極秘の場所だったにも関わらず、なぜ組織に知れたのか。そして、そもそもなぜトビンはCIAを裏切ったのか。それは、物語の後半で明らかになる。
トビンをデンゼル・ワシントン、ウェスティンをライアン・レイノルズが演じている。デンゼル・ワシントンはさすがの存在感を示し、演技にも懐の深さがある。対するライアン・レイノルズだが、序盤は役不足かとも思われたが、中盤以降は見せ場を作る。この人、当時は若手俳優のひとりという立ち位置だったと思うが、その後『ラ・ラ・ランド』『デッドプール』といった作品や役柄に恵まれ、頭ひとつ抜きん出た感がある。また、CIAの女性士官は、『ミッション:8ミニッツ』で主人公に指示を出す士官役の人だった。
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