トロン(1982年)
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最終更新日:2024/05/06
トロン
IT会社で最新ソフトウェアを開発した、ケヴィン・フリン。しかしその技術を同僚に盗まれ、ソフトウェアは大ヒット。同僚は会社の重役にまで昇進する一方、ケヴィンは場末のゲームセンターのマスターに追いやられていた。
ケヴィンは自分が開発したことを立証すべく、会社のネットワークにハッキング。社員のひとりアランはケヴィンのハッキングに気づいて手助けするが、ケヴィンは危険を察知したマザーコンピュータ(MCP)により、プログラムの中に取り込まれてしまった。
プログラムの中の世界はCG+アニメーションで、今観るとさすがにチープだが、82年当時としては前人未踏の画期的な試みだったはずだ。バイクによるレース、MCP側の戦闘艦、ディスク、実世界への戻り方など、「トロン:レガシー」まんま、いや、『レガシー』が継承しているのだ。『レガシー』でサムがバーチャルワールドに入るゲーセンは、もちろんかつてケヴィンが仕切っていたゲーセンである。
ケヴィンを演じるは、ジェフ・ブリッジス。ここではさすがに若々しく、少しギラギラしている。バーチャルの中でケヴィンを助けるのが、アランが書いたプログラムであるトロンだ。このトロン、「レガシー」にも登場し、要所でサムやケヴィンに敵として立ちはだかる。しかしクライマックスでは、施されたプログラミングの枠を超えた活躍を見せる。
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