エージェント・オブ・シールド
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最終更新日:2023/02/13
その他作品 サミュエル・L・ジャクソン, マーベル
マーベル・シネマティック・ユニバースのスピンオフドラマとして、世界平和維持組織S.H.I.E.L.D.が怪事件に挑む『エージェント・オブ・シールド』がある。『アイアンマン』『マイティ・ソー』にも出演し、『アベンジャーズ』でロキに殺されてしまったエージェント・フィル・コールソンが、タヒチ計画によって蘇生したところからスタートする。
シールドの少数精鋭部隊は、コールソン以外はこのドラマのためにキャスティング。しかし、ニック・フューリーやマリア・ヒルといったエージェントや、ソーの部下で女戦士のシフなど、シネマティック・ユニバースがらみのキャラクターも同じ俳優でゲスト出演。ペギー・カーターも、回想シーンでちょこっとだけ出演する。また、劇中のエージェント同士の会話の中でも、「バナー博士が使っていたラボ」「ニューヨーク決戦(『アベンジャーズ』での戦い)」などがあり、聞いていてニヤリとさせられる。
しかし、ツッコミどころもある。『アベンジャーズ』ではかなり立派な組織として機能しているシールドだが、こちらのドラマでは簡単に悪の組織ヒドラに潜入を許している(ヒドラも、シールドのエージェントの潜入を許している)。また、国連もアメリカ大統領も関知しておらず、運営の資金源はどうなっているんだと思ってしまう。敵対するヒドラは、幹部が世界の財界に通じている大物という表の顔があり、これで資金についてはいちおう説明がつく。
『エージェント・カーター』は残念ながらシーズン2で打ち切りになってしまったが、こちらは好評の様子。各シーズン22話まであり、つまり2クール単位の放送だが、現在までシーズン4まで放送されており、シーズン5の制作も決まっているとのこと。ワタシは、現在シーズン3の中盤まで観ている。
シーズン1は、怪事件の背後にいたヒドラとの対決と並行して、タヒチ計画の秘密が徐々に明らかになる。シーズン2は、ハッカーからシールドのエージェントになった女性スカイが、特殊能力を持ったインヒューマンであることが明らかになる(彼女の父親を演じているのはカイル・マクラクラン)。シーズン3は、死の星に飛ばされていたインヒューマンがヒドラのトップになり、シールドと対決する。
シネマティック・ユニバース劇場公開作品ほどの派手さ・豪華さはないが、テレビドラマとしては豪華すぎる。また、劇中の時間軸もシネマティック・ユニバース作品と並行していて、親戚のような関係にあるのではと思っている。
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