コーン(KoRn)@Warped Tour
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The Vans Warped Tour 2018 サマソニ
音がもう少し大きくてもよかったというわずかな不満はあったが、やはりライヴにはずれのないバンドだった。リンプのときから不調になったスクリーンは完全停止し、ステージのバックドロップに映像が流れる仕様は、ヘッドライナーの特権だろうか。
後方ひな壇にドラムのレイ、そのそばにベースのフィールディー。そして前方には、フロントマンのジョナサン、ギターのマンキーとヘッド。向かって右端には、サポートのキーボード。これが現在の布陣か。個人的にコーンを観るのは2011年サマソニ以来で、ヘッドがいる編成となると、2004年ソニックマニア以来になるかな。
ベストヒットの中に近年の曲を混ぜ込むセットリストで、各メンバーの全力っぷりがすさまじい。フィールディーはステージ上を自由に動き回り、マンキーとヘッドは上体を大きく揺らす。レイが刻むリズムは、バンドの屋台骨を支えている。ジョナサンは適度にMCを入れ、オーディエンスをノセていく。
バックドロップの映像は、CGを駆使。都市のビル群の乱立と崩壊や、ドアを開けて通路を進みまたドアを開けるという無限ループ状態など、アブストラクトな映像が多い。荒々しいコーンのイメージとは一見ミスマッチだが、コーンがこういうことをやりだしたというのが、ひとつのチャレンジではないだろうか。
袖に消えたジョナサンが、バグパイプを吹きながら生還。『Shoots And Ladders』のイントロだ。実は、バグパイプをイントロとする曲はほかにもいくつかあるのだが、ライヴとなればやはりこの曲か。アンコールでは絶対無敵の『Blind』を経て、オーラスは『Freak On A Leash』。まさに盤石のライヴだった。ジョナサンは、すぐまた来るよ的なことを言っていたような気がする。
ワープトツアー初日終了。2日目も楽しみます。
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