未知との遭遇 ファイナル・カット版
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最終更新日:2021/03/14
スティーヴン・スピルバーグ スティーヴン・スピルバーグ
第二次大戦中の戦闘機が発見され、UFO出没、停電事故など、各地で不可思議な現象が頻発。電気技師の主人公は調査のため現場を訪れ、超常現象を目撃。その後不思議な現象に取りつかれたようになり、周囲からは変人扱い。家族は彼を残して家出してしまう。彼はやがて、見えない力に導かれるようにして砂漠の山を目指すが、山の向こうにあったのはUFOと交流するための設備が揃った施設だった-。
中盤まで繰り広げられる、超常現象やそれに恐怖する人たちというのは、オカルトやホラーものを踏襲している。そのまま行ってしまうのかと思いきや、UFOから降り立った異星人たちは人類とは友好的であった、というクライマックスになる。幾多あるSF作品において、異星人は敵であり侵略者であるという描かれ方が少なくない中、友好関係が結べるかもしれないという可能性を示しているのは、後の『E.T.』にも通じている。異星人たちとの交信手段に、音楽が使われたというのも新鮮だった。
最初の公開は1977年だったそうで、ワタシが観たのは2002年の『ファイナルカット版』。劇場公開時から追加された場面やカットされた場面があるらしく、またリマスター処理が施されていて画質はかなり鮮やかだ。スティーヴン・スピルバーグ監督作で、この人が手掛けたSF映画としては、『E.T.』に並ぶ代表作と言っていいはずだ。
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