スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲(1980年/1997年)
エピソード4から3年後。帝国軍は反乱軍を追い詰めんと各地に調査用ドロイドを飛ばし、氷の惑星ホスの反乱軍基地を探し当てて壊滅させる。反乱軍はそれぞれに撤退する中、ルークはオビ=ワンの声を聞き、マスター・ヨーダに会うべく惑星ダゴバに向かう。
ハン・ソロとレイアを乗せたミレニアム・ファルコンは、帝国軍のスター・デストロイヤーの追撃からなんとか逃れ、ソロの旧友ランド・カルリシアンが統治する惑星に向かう。ダゴバに不時着したルークは小柄な老人に出会うが、この人こそがヨーダだった。
全9部作のうち、中間の3部作の2作目にあたる。前作ではあまりはっきりしなかった、フォースの概念やジェダイ騎士の存在などが少しずつ明確になり、ルークはヨーダの指導を受ける。一方、組織に縛られない自由を望むソロは反乱軍を離れようとするが、レイアと行動を共にするようになり、2人は徐々に心を通わせるようになる。
終盤、ソロが帝国軍に囚われてしまい、冷凍化されてしまうというショッキングな場面が描かれる。ただ、その直前にレイアとソロが交わすやりとりが、とても素敵だ。「I love you」というレイアに対し、ソロは「I love you,too」ではなく、「I know」と答えるのだ。
前作では直接対峙することのなかったルークとダース・ベイダーだが、今回はついに直接対決となる。ベイダーがルークを右手ごと切り、更にダメ押しで自分は父だと告げる場面は、先のソロとならびショッキングだ。ただし、そこに至るまでの2人の闘いでは、(結末を知っているからかもしれないが)ベイダーはルークを試しているように見える。自らは暗黒面に落ち、ヨーダとは立場がまるで異なるとはいえ、フォースを操れる者としてルークを指導しているようにも見える。
関連記事
-
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(ネタバレあり)
惑星コレリアで貧し生活を強いられていた若きハン・ソロは、自由を求めて脱出し、帝国軍に入隊。3
-
スター・ウォーズ エピソード3 試写会@東京国際フォーラム
コンサートでは何度も行ったことがあるが、それ以外で東京国際フォーラムに入るのは、たぶん今回が
-
スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃(2002年)
エピソード1から10年後。元ジェダイのドゥークー伯爵を中心とした分離主義勢力が台頭し、共和国
-
スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒(2015年)
2年前に劇場で観て以来、久々に観た。あらすじはそのときの記事を参照するとして、今回観てまた感
-
スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス(1999年)
遠い昔、はるか彼方の銀河系で・・・。 銀河共和国が勢力を失いつつある中、通商連合が辺境