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SHERLOCK(シャーロック)(1)

SHERLOCK / シャーロック

アーサー・コナン・ドイル原作の『』を元に、イギリスBBC放送が制作したドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』を観た。

陸軍軍医として戦地に赴任していたジョン・ワトソンは、戦傷によりイギリス本国に送り返されていた。あるとき、古い知人から自分と同じくルームメイトを探している男がいることを知る。会ってみると偏屈で変わり者だが、頭脳は明晰。この男シャーロック・ホームズとワトソンは行動を共にすることになり、2人で難事件を次々に解決する。

原作の舞台は19世紀末から20世紀初頭だが、この作品は舞台を21世紀に置き換えている。シャーロックはノートパソコンやスマートフォンを使いこなし、これらのアイテムが謎を解く鍵になることもある。シーズン1でシャーロックが使っていたスマホは、なんとBlackberryだ。

シャーロックの頭の中にある、被疑者や証拠品などを観察した結果、メールのメッセージ内容などが、字幕になって画面に浮き出る(モーショングラフィックというのだそうだ)。ワタシが観たのは日本語吹き替え版だが、字幕も日本語に直して表示していて、元の作品の感覚を生かしている。

シャーロックは、ワトソンはマーティン・フリーマンが演じている。カンバーバッチはこの作品でブレイクし、ハリウッドにも進出したらしい。ワタシは『スター・トレック イントゥ・ダークネス』で観ている。マーティンは『ホビット』シリーズの主人公、ビルボ・バギンズを演じていた人だ。

カンバーバッチは、神経質で理屈っぽい変人ぶりを、見事に演じている。話が進む毎に、ワトソンをはじめ、ちょっとずつではあるが自分の周囲にいる人たちを気遣えるようになっているのも、今回のシリーズのポイントのひとつかも。マーティンは、ひたむきだがちょっとコミカルなビルボのイメージが強かったが、医師でありシャーロックの友人でもあるというワトソンを、問題なくこなしている。

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